マンションの所有権について

マンションの所有権について

マンションについても所有権が認められているのはいうまでもありません。
しかし法的な観点からすると、補強が必要です。何故ならば不動産を登記するには、物理的な独立性と、利用上の独立性が無ければなりません。マンションの場合にはこの内の物理的な独立性の面でやや不備があります。

 

 

 

屋根は1つですし、基礎も1つです。屋根が壊れて雨漏りしだしたら最上階の人が修繕費を全額支払わねばならないのでしょうか。エレベータが壊れたら1階の人は、自分は決して利用しないので、1円も払わないと言い出したらどうするのでしょうか。

 

 

 

これを補完するために、特別法である建物の区分所有等に関する法律が制定されたのです。それによると第1条で、一棟の建物に構造上区分された数個の部分で独立してその用途に供することが出来るものであれば、れぞれ所有権の目的とすることができるとしています。
つまり物理的な独立性にはやや問題があるものの、利用上の独立性があれば、独立した所有権を認めると言うものです。

 

 

 

共用部分は共有となり、その維持管理費も共有持ち分に応じて負担しなければいけません。ただし管理規約等の特約で戸数に応じて平等に負担することも可能です。

 

 

 

マンションの場合には土地の所有権はどうなっているのでしょうか。これは専有部分の持ち分割合による共有が原則です。しかし特殊な例としては分有形式のものもあります。
土地は他人が所有していることもあります。この場合には借地権を共有することになります。